「叫」に投稿された感想・評価

R

Rの感想・評価

4.6
黒沢清監督のイメージが見事に表現された日本代表となるようなホラー映画。

黒沢清監督のホラーと呼ばれる作品群は自分には「ドキドキさせてくれるエンターテインメント映画」に見える。

この映画でも、赤い服の女などがドキドキさせてくれるが、埋め立て地の流動化による海水の浸水、地震による水面の揺れ、など効果的な映像を堪能させてもらった。

とりわけ凄かった場面は、「同僚刑事が洗面器の中を見ている上から赤い女の垂直飛び込み」であったが、このイメージは到底真似できるものではなく、唯一無二の黒沢清監督的映像である。さすがである。



その後、DVD購入して再び鑑賞。
DVD『叫~プレミアム・エディション』(2枚組)には特典映像多数。

特典映像の「アナザー・エンディング」を見た。
「せっかく、もうひとつのエンディングシーンが出来ているのだから、本編と続けた2つのヴァージョンで観たかった」という感はあったが、黒沢清監督の「アナザー・エンディング」に対するインタビューも見ると、「なるほど、それでこちらのエンディングは公開しないのか」と納得。

メイキング映像でも、冒頭の赤い服の女が殺されて「口から海水出てくるシーン」を一生懸命に撮影して楽しんでいるスタッフの姿を見ると、とても楽しい。
シュン

シュンの感想・評価

4.2
地震が怖い
『ホットギミック』では見えてこない東京湾岸地域の別側面。
他の多くの黒沢作品同様世界は破滅に向かう。それはすごくバイタリティがある幽霊に恨まれてしまったからであり、その恨みは埋立地のもつ固有の瑕疵とそれを無視して進められた土地開発に起因する。霊が怨念を向けるのは個人ではなく経済活動を営む生態系そのものなので少なくとも都民滅亡は必至。しかも戦前からつづく遺恨だから歴史の重みも乗っかって日本全体も免れ得ない責任。そういった大きな歴史を背負うのが葉月里緒奈の霊でもう一人の霊は個人史か。インヒアレントヴァイス的テーマをホラーのチャンネルから見つめている。
2021/169
この作品サスペンスのコーナーにあったのですが、ホラー・オカルトじゃないですかっ!?
こんな理不尽な呪われ方ありますかっ!?
怖っ!!
赤い服の女だけじゃないんですかっ!?
とりあえず叫びのシーンで音声のボリュームがおかしくなって、まるで私が叫んでいるように誤解されて近所の人が110番に通報しないか心配になったので、すぐにボリュームを下げられるようにリモコンを持つか、ヘッドフォンをして鑑賞する事をおすすめします。笑
kim

kimの感想・評価

4.1
サスペンスとホラーを行ったり来たり。
ロケハン凄い。
尻潔癖

尻潔癖の感想・評価

4.6
危うい役所さん大好き…
水の映し方が本当にいいんだよねぇ…薄気味悪くて、気持ち悪くて最高だった
Synovu

Synovuの感想・評価

3.0
記録用。
世界はまたもやクロキヨの手によって終焉を迎えてしまいまんた。
その存在に気付いてしまった時点で、生まれる関係性。人間同士の関係性。その“関係する”とゆうことに付随するはずの“責任”。
無意識に無視してしまう“責任”が次第に浮き彫りになる。
私に気付いたなら責任とれよ。の公式はなかなか理不尽が極まってる。
赤い女に気付く者は自然と増えてく。
気付いた者の実感が、彼女に実在を与えてく。
それはねずみ算式に増え、限界を迎える。
彼女の歪んだ思想が”全てを無しにする”とゆう形でどんどんと具現化されてく。
目に見えないはずの恐怖が、役所広司の前でスーパーマンのように世界に飛び立って行った。強烈にオモロい。
死者の叫びより、生者の叫びの方が、心の痛みがある。伝わる。
加瀬亮が渡し船の船長さん。
ヒトシ

ヒトシの感想・評価

3.7
葉月里緒奈の幽霊は最高
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