「わたしには選択しようがなかった。ーわたしは自分自身を恐る。わたしは自分で自分を追い立てる。」(フリッツラング監督『M』より)
『cure』やフリッツラング『M』のような、自分でもコントロールできな…
黒沢清 脚本、監督作品
東京湾岸の埋め立て地帯で、3件の殺人事件が相次いで発生する。。
刑事の吉岡登(役所広司)は、捜査を進めていくうち、自分の指紋やボタンなどが現場に残されていることに気づ…
終盤までは独特の雰囲気とストーリーテリングの妙でワクワクさせてくれるのだが、自宅の一室に遺体が放置されっ放しで、自分も周囲も不審に思わないという状況にはどうしても無理があり、シラけた。
また葉月里緒…
幽霊が顔まではっきり映り、ドアを開けて外に出て行く。
身に覚えのない殺人に対する疑念を抱き捜査を進める刑事、そこに赤い服の女の霊が現れる。そして、類似の殺人事件が続発。
死者の怨念によって世界が脅…
昔の作品は画が粗いからいい意味で怖く見えて良かった。
あまり怖くなくても、画質に助けられて怖いと感じられる。リングもそう。
この作品見ながら改めてそう感じていた。
ただ演出の仕方はいいと思う。不気…
◆あらすじ◆
刑事の吉岡登(役所広司)は女性が水たまりで溺死する事件に遭遇する。続いて男子学生が同じく水たまりで溺死する事件が発生し、ともに海水で窒息していることから同一人物の犯行だと吉岡は考える。…
このレビューはネタバレを含みます
黒沢清は基本的に、内容に辻褄や意味を求めても無意味な作品を作り続けている。
ホラー映画は商業主義と結びつくとヒットしやすいジャンルだが、ホラーに作家性を求めると、こうもよく分からない映画が出来上が…