決して悪いわけじゃないんだよ。
劇場版というだけあってスケールアップもしている。
ただテレビシリーズが一限られた尺の中で展開がスピーディーだったのに対し、この作品は物語の密度はそのままで94分という長尺に当てはめたような印象がある。
だから間延びした印象が強く、お世辞にもスピーディーとは言い難い。
観ていると「このシーンいる?」とか「まだ続くの?」とか「さっきも似たようなシーンあったよね」といった無駄な時間がダラダラと過ぎ去っていく。
時間配分が致命的にダメであり、これはそのまま劇場版2作目の『サンダーバード6号』にも受け継がれてしまっているのが残念。