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女死刑囚の脱獄のssr701のレビュー・感想・評価

女死刑囚の脱獄(1960年製作の映画)
2.8
10月8日は女優の三田佳子さんのお誕生日です!
おめでとうございまーす!
お祝いの意味も込めまして
三田泰子さんが出ている作品を見てみます(無関係)

三田佳子さんと言えば大女優のイメージが強いですが
歌手としての活動をご存じでしょうか?(早よ本題に入れや)

意外にも9枚のシングルと
1枚のアルバムをリリースしていますが
レコード会社がバラバラなことから
1枚のベスト盤的なものは発売されておらず
とても残念な限りです

次男に毎月何十万もお小遣いをあげる余裕があるなら
コンプリートシングルスを自主製作盤で出したら良かったのに…
いかんいかん…
そっちの話は回避しなくては…


最後のリリースとなったシングル「お人好し」(1985年)は
荒木とよひさ・三木たかしの作詞作曲によるものですネ!
ケイウンスクさんへの提供で知られる
ゴールデンコンビと言えばピンとくる方が多いかと思われます(もっと他におるやろ)

ケイウンスクさんと言えば…そう!
NHK「シブヤらいぶ館」の出演を
体調不良でキャンセルした約1年後に
「シャブ」で捕まったことを忘れてはいけませんよネ!(忘れてやれよ)
こんな伏線回収があるのかと列島に激震が走りました(走りません)
そんでそのあと韓国に戻ってからも2回も捕まってるじゃないですか!
もう!
いい加減にしてくださいよ…


うーん…
結局クスリネタへたどり着いてしまう奇病を発症してしまいました(重症)

そのひとつ前のリリースとなった「街角焦がれて」(1982年)を選んでも
大津あきら・鈴木キサブローの作詞作曲で
内藤やす子さんにたどり着くので
もう八方ふさがりなのでした(他の人を選べばええやん)

ちなみに(ちなむな&早よ!)
内藤やす子さんは逮捕される10年前の17歳の時に
すでにマリファナを吸っていたとのことですが
桑名正博さんも加勢大周さんも同じく17歳の頃に手を出しているのです!
これはいったい?
みんなこの頃に覚えるのが当たり前なのでしょうか?
17歳と言ったら普通は
肩をたたいてほっぺに指をさすとか
朝礼でふざける年ごろだと思うのですが?
(小学生やろ&お前は誰にも相手にされたことないやろ)


グスン…
しかし!しかしです!
元AV女優の氷高小夜さんは
14歳にしてコカインを吸っていたと語っているので
彼女こそが芸能界でナンバー1なのでした!
おめでとう!(めでたくないです)
そして氷高小夜さんも伏線回収で「コカイン」から「股間」(以下自粛)



上品女優の三田さんのお祝いのはずが
こんなことに…
クスリって本当に恐ろしいですね(クスリのせいにすんな)


というわけですごい伏線回収が待っている作品だと信じて…
いざ視聴開始です!


(ネタバレあり&ここまでしょうもない&ここからもしょうもないです)


最初の狩りのシーンから
このカメラアングルいいなあ~
なかなかやりますなあ~
なんて思いつつ見てたのですが
ボクみたいな素人にいちいち言われるまでもなく
中川信夫という超有名な監督さんの作品なのでした
(いちおう「女吸血鬼」という作品はかろうじて知ってます)

というわけで素人が偉そうに語っていきますが
取り調べ室で奥さんが驚く演技とか
素晴らしいですなあ~
目の演技が見事なんですよ
本当にその場で初めて聞いたことのように驚くなんて
なかなかできるものではないのでは?
大げさすぎることもなく
わざとらしくもなく…
そこまでことさら取り上げる場面でもないかもしれませんが
個人的には印象に残りました

で他の1960年代の作品でもそうだったのですが
裁判がものすごい雑であっさりしすぎですな…
かなり悪意に満ち満ちた判決文だったし
ちょっと酷すぎます
その割には被告の着用する服に関しては
ゆるゆるの規定らしくて
オシャレなワンピースに胸にはアクセサリーもつけているのでした
うーん…?

盛岡の刑務所に送られることになり
同室の先輩方にからかわれたり
オパーイをモミモミされたりするのですが
カチャカチャ…ターン!と調べたところ
実際盛岡にあるのは少年刑務所みたいですな…
それに死刑囚ってのは刑務所じゃなくて
処刑場が併設された拘置所の「独房」に勾留されるとのことで
「大部屋」には入らないんじゃないかな?

しかもレズシーンが非常に中途半端でした
やるならやる!
やらないならやらない!
はっきりしてもらいたいものです

そんでタイトル通りの展開へと走り出すのは25分すぎ!ボクはピュア&バカなので
手に汗握ってこの脱獄を応援してしまうのでした
そのドキドキをさらに駆り立てる音楽も素晴らしくて
もう夢中でのめり込んでしまいました

なんやかんやで(めんどい)
協力者となった男性によって隠れ場所に身を潜めますが
「ここを出て東京へ行きたい!」と言い出します
わがままだなあ…
仕方なくいちかばちかで電車に乗って移動を試みるわけですが
駅には当然多くの警察官が!
この危機をどうやって乗り切るのか…!

変装(メガネをかけただけ)で無事突破でーす(やったネ!)
ありがとう!無能警察!
似ても似つかない後ろにいた女性を捕まえてて笑いました

ところが慌てて汽車に飛び乗る協力者を見つけて
無能警察もあとを追います!
もう袋のネズミです!

しかし協力者は捕らえたものの
話をしたのみで監視下にも置かないやっぱり無能警察なのでした…(なんでや…)
犯人隠匿罪で引っ張れそうなものですが?
証拠不十分にしても監視もしないとか…

そのおかげもあって車外に出るという荒業を見せて
なんとか回避!
警察も開いてたドアを特に不審に思わず
のんきにタバコを吸っててスルーしてしまうのでした…
こんな簡単に開けられて
しかも開いてても不思議じゃなかったのかなあ?

次の駅に着くころには
協力者は今更ながら警察の横に座らされていましたが
寝ていると安心させておいて
途中下車であっさり警察をまくことに成功するのでした…

協力者はそれなりに有能かつ冷静なので
安心して身を任せておけばいいのに
このあとまたわがままで余計なことをして
足がついて捕まってしまったのはがっかりでした
とは言え協力者も東京に来て以降は
さすがに泳がされてることに気が付いて
自重すべきでは?とも思いましたが…

それからドアの向こうに影が見えた時
絶体絶命!と思わせといて
唯一味方となってくれた警察のひとりが
「さあここから逃げるんだ!」というパターンかと思いきや
画面が切り替わったらあっさり手錠にかけられてるシーンだったので
ちょっと笑ってしまいましたね

最終的にはその味方となってくれたひとりの
言わば有能警察のおかげで事件は解決するんですけど
でもエンディングがのん気というか
そんな急激に浮かれた気分になるものなの?

まあ最後にしっかり伏線回収なセリフがあったので
それはそれで良かった気もしますが
坊やのことを思って泣いた涙もどこへやら…
とちょっと違和感を覚える作品なのでした
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