もこ

コララインとボタンの魔女のもこのレビュー・感想・評価

コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)
4.0
両親は自分に興味がなくて、いつも放置されていて。
両親の愛情を感じられなくて寂しさを抱えていたとして。

別の世界の両親が
愛情を注いでくれたら
例え目がボタンの怪しい世界だったとしても
楽しくなっちゃうし嬉しくなっちゃうし
帰りたくないなー
なんて思っちゃうのは仕方ない!

主人公コララインちゃんのニヒルな口元も
親の愛情不足を嘆く裏返し。
見事なツンデレちゃんがだんだん可愛くなってくる☺️

自分の理想通りの世界
楽しい事しかない世界
そこに差し出される怖い選択
さあ、どっちをとる??

そうですよね、都合のいいことしかない!わーい🙌
ってだいたい詐欺じゃない??
(本当にいい場合ももちろんあるけど)

この、ボタンの魔女の世界の構成は
一見カラフルで美味しそうだけど、常用したら毒にしかならないお菓子の様です。。
怖っ!

現実からの逃避として、別の世界を楽しんでいたコララインですが
ちゃんとダメなラインの判断が出来るし、
悲しかったり怖かったりしても
自分の力で問題解決をする勇気がある。

自らが動くと、自然と助けが入る。

禍々しい空気を纏いつつも、最終的に物事の裏側に希望も持てるような作品でした☺️✨





オススメいただいたのをしばらく経ってから鑑賞。
このダークな世界観、とっても好きです。
ありがとうございました🙌
もこ

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