のり助

コララインとボタンの魔女ののり助のレビュー・感想・評価

コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)
4.0
ストップモーションアニメ&ダークファンタジーは好物なので観ました。

この手法でこのジャンル、どうやっても、どうしても、ティムバートンの系列作品と比べてしまうのは仕方ないと思うのです。
まあ今作はナイトメアビフォアクリスマスの監督の作品でもあるわけだし、当然。

でも、そうすると、ティムバートンの作品に比べると、アニメーションの動きの繊細さ、音楽が劣るなあという感じが否めないのです。
(まあ細かいこというと音楽はダニーエルフマンに勝てない、なんだけど)
ストーリー・世界観はそんなに負けてないと思いますし、十分楽しいです。大人が見ても楽しめる出来だと思います。
あと、キャラクターデザインは、、、やっぱりティムバートンに軍配が上がってしまう。でも上の階のおじさんと下の階のおばさんたちは好きです。

あと目がボタンっていう発想の絶妙な怖さね。
”恐怖”もそうだけど絶妙に"不気味"なのがすごい好みです。
なんか、子供の頃特有の、なんでもないものに感じるゾクゾクとした怖さを思い出させる感じ。
そうそう、このジャンル(キッズ向けダークファンタジー)にはこういうのを求めてるんですよ

私個人としては、、、
一番好きな”ティムバートンのコープスブライド"には勝てないし、とはいえティムバートン系列の中でも"フランケンウィニー"よりは好き。
ナイトメアビフォアクリスマスは、キャラデザと設定の面白さが圧倒的なのでわずかに負けてるけど、お話としてはこっちの方が好き。そんな感じです。
のり助

のり助