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ロビンソンの庭のどーもキューブのレビュー・感想・評価

ロビンソンの庭(1987年製作の映画)
4.2
題:山本政志監督のニューグリーンの破壊庭


1987年、助監督、「2デュオ」の諏訪 敦彦 、「愛を乞う人」の平山秀幸。脚本山崎幹夫、脚本監督山本政志。

久々に日本映画 1980年代。

ニューウェーブの旗手とされ、今も若手育成や短編をつくりつつアンダーグラウンドで監督する 山本政志監督。

ビデオで見てみようシリーズです。ぶっ飛んだのがみたくて借りました。

東京のうごめ、なまずりする女性の歩みと血のりと掃き溜めのような都会「闇のカーニバル」

日本90年代ギャング物の先駆的傑作、じゅるっと振りきる暴力ざらついた暴力「ジャンクフード」

盗聴エロスサスペンスの小品「聴かれた女」 

最新作は孤島のドキュメントとドラマ短編「スリーポイント」 

あきらかな反骨フィルムを独自に切り開いた山本監督!大好きなぶっとび監督で好きな監督さんです。

そんな山本監督の初期の借金の元となったいわく作品。主演は、「闇のカーニバル」で主演をつとめた 太田久美子。ポニーキャニオンビデオ鑑賞となりました。



いやーーーーー相変わらずのぶっとーーーーんでる、映画でしたね。

ある意味「わけわからん映画」または、「山本政志監督の庭映画」でありました。


とある廃墟に移り住む 太田さん そこは、緑まぶしい 廃墟のグリーンオアシスだった。みたいな物語です。

毎日ドンちゃん騒ぎをフィルムに閉じ込めたような、そして自然の色、土臭い気持ち悪さを閉じ込めたいフィルムぎわ。

途中の落書きだらけの廃墟が 雨で浄化されるシーンで ちょっと気持ち良くなりました。

音楽は監督朋友の ハードコアロックの じゃがたらや出演している、今や小説家、町田町蔵等々かかります。 

不思議な無茶苦茶ですが、しっかり 無茶をつきぬけて 自己満足をしっかりやっている 泥臭いフィルム手触り感が、素晴らしいです!

劇中の子供の悪がきぶりは、史上最大です!必見。

グロイのもなく、ネイチャー山本の友人と廃墟のコラボフィルムのようでした。

今じゃこんな無茶絶対できないような ア-ト系グリーン深緑どすぐろ映画でございました!

スカスカで、なま緑で、深緑の自然で。わけわからんことしまくる映画です。それは、監督のサークルオブフレンズみたいなお話で映画です。



さて
山本政志監督のニューウェーブ

山本グリーンの破壊庭

素晴らしいごっちゃごちゃ大事故アート映画でした。

追記
私は好きです。山本監督未完の「くまぐす」が見てみたいです。応援してます。
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