清水英治

砂の器の清水英治のネタバレレビュー・内容・結末

砂の器(1974年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

殺人事件が発生し手掛かりは東北弁とカメダという言葉だけ。捜査は難航するが刑事の今西は、カメダが東北弁に似た言葉が話される出雲地方の亀嵩のことであることを突き止め、そこから事件は解決に向かっていく。犯人の音楽家、和賀英良はハンセン病の父を持ち幼い頃流浪の生活を強いられていた。その頃に助けられた三木謙一が、音楽家として成功した自分に会いに来たとき、自分の名声を守るために殺さざるを得なかった。
有名な映画。丹波哲郎が懐かしく飄々とした自然な感じがいい。日本の田舎の四季の風景も美しい。
ただ、和賀の幼い頃の流浪のシーンで流れる宿命という曲が、クラシックなのに歌謡曲ぽい旋律なのが残念でならない。最も感慨深くあるべき所で音楽が邪魔に感じてしまった
清水英治

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