テレビドラマを含め、いろんな役者や監督によって何度もリメイクされる泣く子も黙る超名作。ですが今回が初見。
父子が村を追われて旅を続けるシーンが素晴らしいと聞いていたので、せっかくならシネマコンサートで。
賞賛になってないかもしれないが、音楽と映像の融合具合が自然すぎて途中から生演奏だってことを忘れる。
多くのテーマが内包される本作だが、観終わった後に自分の中に強烈に残るのは、やっぱり「宿命」という言葉。
例えば長男に生まれるとかそういう人の力で変えることのできないものを「宿命」とかいうみたいだけど、この親子が背負っている宿命も、周りには分からない。
人が背負うモノの重みは、結局その人にしかわからないのかも。
そう思うとなんと愛に溢れた物語だろうと感じる。