ゆきんこ

砂の器のゆきんこのレビュー・感想・評価

砂の器(1974年製作の映画)
4.2
最初捜査捜査で大きな展開来るまで飽きて来るかも。
あと最初に出演者紹介字幕は、あれTVドラマみたい。あーいうのが当たり前だったのかな?日本の映画?????
もう出る前から出演者分かってしまうのってどっかつまらない。今回全く下調べして行かなかったので出演者が秘密で楽しかった。最初に観たものの、一部しか覚えてなくてそれが功を奏した。
えええーーー緒形拳がここで出て来た!被害者役だったのかーとか。

丹波哲郎の演技がいい!!
若い刑事役の千葉県知事も、なかなか。情熱的な感じが役にはまってて。
加藤剛は、顔はいいかもだけど演技が、、、。
ピアノ弾いてる横顔が江口洋介にえらく似てた。加藤剛は、色んな今の人気俳優のミックスした顔だなーとか思って観てた。加藤剛、あれにも似てるのよ薬やってると噂の俳優で軟派な男、、、えーと、(ここでググる🔎)伊藤英明。その面影も有り。加藤剛の演技がアレだから、顔に今の俳優の面影探ししちゃった。
いやーしかし、父親役のハンセン病になっちゃう加藤嘉さんが素晴らしい。

この映画、最初は刑事のやり取り捜査シーンだらけで飽きて来ちゃうんだけど、丹波哲郎がいーので観ちゃう、、、で、後半のピアノリサイタルからの旅の描写が壮絶過ぎて!
音楽と旅の映像が合ってて泣くつもり全く無かったんだけど泣いた泣いた、鼻水まで出て来て。
父を追って線路を走ってくる小さい息子がたまんない。
何ヵ所か、泣き処シーンが有って嗚咽が漏れてしまいそうで恥ずかしかった。

情婦役の島田陽子さんは綺麗だったーーー。(情婦には似合わない女優さんだよね。品格が有って綺麗過ぎて。情婦の匂いゼロ。)

丹波哲郎、刑事役が日本国内あちこちを捜査にまわる旅をしてくれたのは色んな素敵な景色が観れて良かった。
ロードムービーよね。

この映画観とくべきよ!

高校生の時にこの原作者の松本清張をよく読んでてこちらは家に有った文庫本で読了済み。

あ!子役がとーーーーーっても良かった!!その後を知りたかったけどどうも俳優さんにはなってないみたいねぇ。
ゆきんこ

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