伝説の秘宝を探し求める邪教集団の陰謀を知ったインディが敵に立ち向かう話。
舞台は前作の一年前。前作とは打って変わってオリエンタル調の華やかなショーから始まって期待が膨らむ。そこからの流れるようなアクションもまるで香港映画みたいで目を引いた。布の屋根を伝いながら落下していくシーンはジャッキーチェンのオマージュかな。
相棒的な役にグーニーズにも出ていた中国系の少年がキャスティングされていたり、冒険に不相応な高飛車な歌手がヒロインに位置付けられていたり、前作よりもキャラクター設定がしっかりしている。
ここまででも前作よりスピーディな展開で楽しめたけど、舞台がインドに変わってからは更に冒険味が増す。こういうのが観たかった。
豪華絢爛な宮殿や強烈な晩餐会のメニュー、その裏に隠された邪教の儀式など、ワクワクする要素てんこもりでまさに冒険活劇って感じ。
ディズニーシーのアトラクションでもお馴染みの虫の部屋や骸骨の巨像など、アトラクションの世界を堪能できて楽しかった。
クライマックスのトロッコも流石に今観るとチープだけど音楽も素晴らしいしスピード感も緊張感も申し分ないし、技術だけでカバーできない熱量みたいなものが伝わってきた。
大人も子どもも楽しめる、まさにジェットコースタームービーの名に相応しい作品だった。
