かあい

ゆりかごを揺らす手のかあいのレビュー・感想・評価

ゆりかごを揺らす手(1991年製作の映画)
3.4
絵に描いたような幸せな家庭。
2人目を身籠り、順調な生活に見えた矢先、担当医が変わり、そこで診察と称した猥褻な行為を受ける。夫の助言により告訴するが、被害女性が多数にわたったため大事件となり、担当医が自殺。事件は終幕した。しかし、この作品の恐ろしいところはここから。
半年後、担当医の妻がベビーシッターを装い、この幸せな家庭へと入り込む。そしてそこから彼女の復讐劇が始まる。
表情も変えず、淡々と復讐を進める彼女は鉄の様でありながらも美しかった。
終盤へかけての母の憔悴しきった姿にはヒヤヒヤしたけれど、そこはアメリカ映画。まさにカタルシス。
ありがちだけど、単純にストーリーを楽しめる作品だと思う。
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