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スペースボールのHKのレビュー・感想・評価

スペースボール(1987年製作の映画)
4.0
『スター・ウォーズ』をベースにしたパロディSFの傑作です。
メル・ブルックス監督ですからバカバカしいギャグは当たり前として、SF活劇だから子供の目を意識したのか下ネタはちょっと控えめ(?)

そのせいかメル・ブルックス映画史上、年齢性別を問わず最も万人が楽しめる作品になったように思います。(元ネタも『スター・ウォーズ』と『エイリアン』くらい知ってれば問題ナシ)

オープニングからもうベタなギャグがてんこ盛り。
常連ジョン・モリスの音楽も『スター・ウォーズ』だけでなくジョーズやスーパーマンを思わせるジョン・ウィリアムズ風。
ダース・ベイダーが元ネタのダーク・ヘルメット卿(リック・モラニス)が最高に笑わせてくれます。

主人公はハン・ソロもどきのローンスター(初期のビル・プルマン)とチューバッカもどきのバーフ(ジョン・キャンディ)。
ヴェスパ姫(ダフネ・ズニーガ)はなかなかカワイイけど他の作品では見たことないですね。

Ep4のレイア姫そっくりのヴェスパ姫の髪型は実はヘッドホンだったというギャグがありますが、私の娘はこの映画を小さい時に見たせいで、かなり後まで本家のレイア姫の髪もヘッドホンだと思い込んでいました。

Mr.コーヒーとMr.レーダー、ジャバ・ザ・ハットはピザ・ハット。
そして伝説の“バカみたい速度”(1ランク下は“笑っちゃう速度”)!
ホンットくっだらないけど大好き。

ダーク・ヘルメット卿「私はオマエの父の弟の甥のいとこの元ルームメイトだ」
ローンスター「と、いうことは?」
ダーク・ヘルメット卿「・・・赤の他人だ」

『スター・ウォーズ』以外の有名SF作品のパロディも凝っており、最後の最後まで笑えます。

メル・ブルックス監督作連続鑑賞(所有DVD)いったんこれでを終わります。ああ楽しかった。
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