スターウォーズのパロディ。ＳＷ監督のルーカスも公認したというこの映画は、ストーリーは普通すぎてつまらないけど、登場人物のパロディやネーミングなどは面白い。随所にオマージュが潜んでいるので、ＳＦ好きなら楽しめると思うけど、そうじゃない人は魅力がさっぱり判らないと思う。
昔昔、その昔、遠い銀河系のかなたにスペースボール星人という恐ろしい宇宙人がいた。悪徳の星スペースボールのスクループ大統領は、自分の星の空気を使い果たしてしまったので、近くにある平和の星ドルイデアの大気を奪おうと画策する。そんな折、ドルイデアの王女ヴェスパが結婚をすることになったので、スペースボール星人は王女を誘拐して、ドルイデアの大気を開放する暗号コードをドルイデア王ローランドから聞き出そうと考えた。。。
こんな感じのあらすじなので、ストーリーはスターウォーズとは関係がない。しかし、登場人物が限りなくスターウォーズのパロディなのだ。
王女ヴェスパはレイア姫、王女を狙う指揮官ダークヘルメットはダースヴェイダー、王女を助けるならず者の船長ローンスターはハンソロ、その部下バーフはチューバッカ。そして、ローンスターに借金取立てをするぶさいくな強欲商人はピザザハット。。。
ジャバ・ザ・ハットじゃなくてピザハットかよ・・・。この映画はこういう笑いが多い。
しかし、肝心のストーリーはスターウォーズとは関係ないし、いたって普通というかつまらない起承転結だ。
登場人物のネーミングや設定で笑わせているだけなのだ。ダースヴェイダーのパロディはもっと面白くできるはずなのにと残念だった。
自分が一番笑ったのは、ドルイデアの大気を吸い込むためにトランスフォームした姿だった。。。
わざわざ、その姿にすることはないだろ？
元作の監督も公認したくらいなのでそれほどどぎついことはない、優等生的でおとなしめなパロディになっている。
