Aika

王子と踊り子のAikaのレビュー・感想・評価

王子と踊り子(1957年製作の映画)
4.4
これはとっても好きだ…!!
今まで観たマリリンの作品の中でもトップ3に入るくらい好きだった♡

カルパチア王国のチャールズ大公がロンドンに滞在中、接待で連れていかれたミュージカルに出演していた新人女優エルシーに一目惚れし、大使館での食事に招待するが…

元はイギリスの舞台劇で、ローレンス・オリヴィエが舞台からそのまま映画でもチャールズ大公を演じ監督も務めている。

始めは下心しかなかったのに、エルシーの無邪気さに振り回されいつしか真実の愛に目覚めていくチャールズ。
政略結婚したものの妻を亡くし、一度も恋をしたことがない不器用な彼はとてもキュート。

そんなチャールズから見たエルシーは
「小児を思わせるかと思うと、ボクサーのような筋肉を持ち、人生の機微を心得ている」ときた。
これは言い得て妙。つい吹き出したほど見事な例え。
無邪気で子供のように純粋だけど、凄まじい鈍感力と精神力でどんな事態も切り抜ける。
そして女性としての魅力を十分に発揮しながらも、自分の立場をわきまえ相手を思いやることもできる。
天性のものも持ち合わせているけれど、とてもスマートな女性。まさにマリリンに適役。
ちょっぴりふっくらした下腹部まで可愛くってたまらない!
彼女の一挙一動に、私もチャールズと一緒に笑って引いて泣いて…いつのまにか彼女に夢中になっていた。

エルシーの真っ白なイブニングドレスやカルパチアの記念品など、何度も変わらず登場するものが見事な伏線となり、切なくて微笑ましい二晩の恋を引き立てる。

それはたったひとときの恋だったかもしれない。
けどその先にある未来を信じるか信じないかはあなた次第…♡