日韓合作映画なんだけど、ソウルの韓国キャストのシーンと東京の日本人キャストのシーンが交互に登場するスタイルで最後のエンディング以外共演シーンが登場しないので、日韓合作にする意味があったかどうか微妙。
ソウルで起こる話と東京の話自体に直接的な繋がりをあまり持たないので、シーンが変わる度に間延び感も感じざるを得ない。
この作品の見どころは、若き日のイ・ジョンジェが根暗でヲタク、変態趣味も少々入っている、今では絶対キャスティングされないような役柄に、それでも持ち前の演技力で見事になりきっている点と、登場シーンは少ないまでも、紫色のウイッグを付けた目ヂカラの強さで魅了する、まだ10代であったキム・ミニの存在感。
日本人キャストのヒロインとなる橘美里は美しいんだけど、この二人の存在感に比べるとどうしても負けてしまっているかな。
イ・ジョンジェ、キム・ミニファンなら、観ても損はないかも。