ハムハム8686

ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのハムハム8686のレビュー・感想・評価

3.9
珍しく泣いてしまった。うわあああん。この土日に親に会いに行ったというのも大きい。親の愛を感じたばっかだしね!

子供の頃は頻繁に母親に怒られた記憶がある。
物を忘れる、よくこぼす、などの不注意と、面倒くさいことをやろうとしなかったことが主な原因だと(今は)思ってます。
そのころは納得いかなかったけど。

それでもやっぱり両親ともに好きだと思える時間を過ごしました。一時期親と離れたくてしょうがなかったけど、離れて暮らしてる今はたまに会えると楽しくて元気になれます。まぁこれぐらいの距離感がいいのかな。

オスカーのアスペルガーっぽい振る舞い、その感受性。「僕に失望しないで!」という言葉。思うように自分も周りもできなくて、生きていくのが苦しいのを感じた。

父親の遺した鍵を巡り冒険し、様々な人と出会い、誰もが何かを喪っていることを知ったオスカー。
何も知らないと思っていた母親が実はオスカーより先にブラックさんたちに会って準備をしてくれていたこと。
それらを通し少しずつ変わっていくオスカー。
母親のシーンでとても泣いてしまった。親の愛をビンビンに感じました。

「何もないより、失望するほうがずっといいから。」

この言葉を聞いて、ああオスカーはこれからも前に進んでいける。生きていける。応援してる。
って気持ちになった。


こんな爆発もしない、悪役も出てこない、映像美がすごいわけでもない映画でも心を揺さぶられた。
敬遠、食わず嫌いはよくないってわかんだね。人に薦められたら素早く見ようと思いました。
ハムハム8686

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