追悼の意味も込めて9.11関連映画の名作、
"ものすごくうるさくて、ありえないほど近い"を鑑賞。
U-NEXTで2度目の鑑賞です。
少年オスカーは、ニューヨークの街に昔はあったと言う第6区をパパ(トム・ハンクス)と探す冒険をするのが大好きでした。
パパと公園に探検に行ったり、いっぱい話しを聞いたり調べたり、
パパが何のことだか?みたいに肩をすくめるポーズが大好きでした。
ある日突然、最悪の日がやって来て、
オスカーが学校から帰るとパパの声が電話の留守録から聞こえて来ます。
それは安否を知らせる電話でした…。
テレビの画面に映る信じられない光景を見て、
オスカーは大好きだったパパの身に何が起きたかを知ります。
1年くらいして、オスカーはパパのクローゼットを勇気を出して開けてみます。
パパの背広のポケットから"探すのをやめない"と書かれた1枚の印刷された切り抜きを見つけます。
花瓶が割れて、中からブラックと書かれた小さな封筒に入った鍵を見つけます。
ブラックと言うのは恐らく人の名前。
それを手掛かりに、
ニューヨーク中の472人のブラック全員を訪ね歩く計画を立て、
地図を頼りにオスカーの"パパとの8分間"を繋ぐ冒険が始まります。
おばあちゃんの家には"間借り人"のお爺さんがいました。
そのお爺さんに抱えきれなくなった想いをオスカーはぶつけます。
今まで会った沢山のブラックの話、
パパが簡単に探せたら意味がないって、
知らない場所は怖すぎて自分を抱きしめてないと壊れてしまいそうで、
最初と何も変わって無くて…
どんどんパパが愛おしくなって…
乗り越えたかったのに!
オスカーの気持ちを受け、
翌日から、お爺さんと2人の"ブラックと鍵穴探しの冒険"が始まります。
まだ小学生の少年が見知らずの人達に会いに行くのは本当に勇気が要る事だったと思います。
オスカーを支えて根気よく一緒に冒険をしてくれたお爺さんや、
それを暖かく見守っていたお母さんの愛、
全てをやり遂げる事によって、
悲しみを乗り越え、
沢山の人と触れ合い学ぶオスカーの成長に感動を覚えました。
9.11から既に17年が経ちました。
"沢山の方が大切な何かを失っていた"
と劇中でもありましたが、
傷跡は消える事は無いかも知れませんが、
少しでも癒されてくれる事を願います。