motio

ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのmotioのレビュー・感想・評価

3.5
911をここまで中心に据えた映画を観るのは初めてかもしれない。
もうだいぶ時間が経ちましたが、とてつもない出来事なので、容易には触れられないような難しさがあります。
この映画は、あの「最悪な日」に父親を亡くした少年(オスカー)が、遺品から偶然見つけた鍵の謎を探る物語。
太陽がもし今爆発しても、8分間は何も起こらずに変わらぬ時間が流れるらしい。
父親の死をその猶予の8分間になぞらえ、繋がりを感じようとオスカーは鍵穴探しに没頭する。
夫の死に茫然とする妻、ブラックという名の人々、声の出せない間借り人。
トム ハンクスもサンドラ ブロックも出演時間が短く、もったいなく感じていたのだけれど、描かないことで観ている人に想像させる錯覚が効果的で、見事にやられたと感じました。