うに丼

ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのうに丼のレビュー・感想・評価

3.0
ニューヨークが、アメリカが、世界が傷ついた〈あの日〉に、最愛の父親を失った少年の〈落下と飛翔〉の物語。
アスペルガー症候群(と思しき)少年が、市井の人々との交流を通して成長していく様が丁寧に描かれる。
ドレスデン爆撃で声を失った老人との世代を超えた友情と共鳴。60年前と何も変わらない世界の有り様に嘆きつつも、父親が遺したメッセージを求めてニューヨーク中を彷徨う少年の姿には素直に感動を覚えた。


ちなみに、トム・ハンクスとサンドラ・ブロックというビッグネームの起用は、作品の規模やテーマ性を考えると(一般的な家庭に見えないという意味で)ちょっと浮いてる気がするな。