ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのとびんのネタバレレビュー・内容・結末

9.11で父を亡くした家族の話。
父を亡くしたショックから立ち直るために、父が残した『Black』と書かれた封筒の中の鍵の手掛かりを探す。そのせいで、お母さんと心の距離ができたと思ったが、二人は結局繋がっていた話。
9.11の恐怖。大切な人を失う恐怖を見事に描かれていた。なにより台詞がいい。この映画のいいところは全部台詞に詰まっているといってもいいと思う。
最後、お母さんが息子を追っていたという事実もよかったし、死んだ人間ではなく、生きている家族の絆が深まる光景がしっかりと描かれていて感動した。
モノローグの使い方も、とてもいいと思った。
『扉を開けて。愛しているといいたいから』
というセリフがよかった。