ものすごくうるさくて、ありえないほど近いの作品情報・感想・評価

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」に投稿された感想・評価

deenity

deenityの感想・評価

3.7
当時は劇場で見た作品ですが、その時はまだあまり内容が理解できず、改めて再鑑賞しました。
以前は生意気な子だと思っていましたが、よくよく見直すとこのオスカーくんはアスペルガーなんですね。その時点で全然印象が変わります。

いつも遊んでくれて一番の理解者である父親の死。9.11の犠牲者となってしまい、それ以降心を閉ざすオスカー。しかし、父からの謎の鍵を発見し、その鍵穴を求めて調査活動を始める。ヒントはブラックという名前のみ。
オスカーくんはアスペルガーなので知的障害はなくてもいろんなことが気になってしょうがない。人とのコミュニケーションも苦手。街の喧騒も大きすぎてまとわりついて、そして父親の死後、9.11以降はそれが尚顕著で。そんな少年が一人、ブラックという名の人を片っ端から声をかけていくこの執念がすごい。当初はそんな姿を図々しく思ってた気がする。今はその子の個性だし、すごい挑戦だと思う。ただ母親の思いを考えると気が気じゃないだろうな。

母親は理解してくれないとわめき散らしたが、友達ができる。間借り人のおじいちゃんだ。この人の演技もまた素晴らしい。トラウマから話すことができなくなってしまったが、語らずともあれだけ表情で表現するのは見事。オスカーにとっても大きな存在だった。

しかし、そんな間借り人とも衝突。大人はその無謀で、期待しているような現実がある表れない挑戦を続けて傷つくオスカーを見てられないのだ。
でもオスカーはそんなこと理解できないし、父親との約束で、思いを汲み取るためにも探求心を燃やし続ける。
それを最後まで見送ったのが母親だ。アスペの少年が一人で知らない社会と関わっていくことがどれだけ心配だったことだろう。少し現実味がない行動かもしれない。しかし、それほどまでの母親の愛の偉大さを感じる瞬間でもある。

きっと彼にとって周りの騒音も、電車やブランコの音も、周囲の人たちも、母親の心配も、間借り人の心遣いも、全部うるさくてたまらないものに囲まれていたのだろう。しかし、そんなうるさいものの中にも自分の味方はいる。ありえないほど見守ってくれる誰かがいる。そういうことに気づけた少年の成長譚だとわかった時、初めて本作の素晴らしさに気づけた気がする。もっと言えばそういう挑戦をさせ続けた父親の教えも欠かせない素晴らしいポイントだ。タイトルも見事。周りの人たちの温かさもすごく良かった。
そんな人たちへのお礼の手紙を書くのも素敵だった。「つらかったけど、やらないよりはいい。」と気づけただけでも大きな成長だ。若干スローテンポではあるが、温かさのつまった作品だった。
1回みるのと2回みるのじゃ違う映画に思えるくらい良すぎる映画だった。1番好きな映画。
9.11は忘れてはならない
9.11で父を亡くした男の子の
父を想う気持ちに感動の涙。
ずっとタイトルとパッケージしか知らなかった映画。
トムハンクスが父親に似てて妙に感情移入してしまって泣いた。
⭐️ あの日父を失くした少年の、
喪失と再生のものがたり

 「僕の大事なコレクション」の原作『エブリシング・イズ・イルミネイテッド』でデビューした注目の作家ジョナサン・サフラン・フォアが9.11後の喪失と再生をテーマに描いた傑作小説を、「リトル・ダンサー」「愛を読むひと」のスティーヴン・ダルドリー監督が映画化。9.11のテロで父親を失った少年が、父の遺品である一本の鍵に合う鍵穴を探そうとニューヨーク中を旅する中で、様々な出会いを重ねながら少しずつ父の死を受け止め、悲しみを乗り越えていく姿を感動的に綴る。主人公の少年役には本作がデビューとなる新人トーマス・ホーン、共演にトム・ハンクス、サンドラ・ブロック、マックス・フォン・シドー。
 9.11アメリカ同時多発テロで最愛の父を失った少年、オスカー。いまだ悲しみから立ち直れずにいる母と2人暮らしの日々。そんなある日、父の遺品の中から一本の鍵を見つける。それが入っていた封筒には“ブラック”の文字。オスカーはこの鍵に父のメッセージが託されていると確信し、母親に内緒でニューヨークに住むブラック氏をしらみつぶしに訪ねて謎を解き明かそうと決意する。やがて、祖母のアパートに間借りしている風変わりな老人がオスカーの鍵穴探しの旅を手伝うようになるのだが…。
ぺく

ぺくの感想・評価

4.5
後でレビュー。
泣いた🤢
父と子の物語かと思いきや、お母さんとの物語だった。

オスカーの少しひねた考え方や、子供らしからぬ物言いに最初はびっくりしたけど、

それも含めて、世界の中心が自分でまわっていると感じる子供らしい部分がリアルだった。

隠しに隠された留守電の音声、そしてその意味を知った時とても辛い。

自分で考え、計画し、行動に移すオスカー、それを遠くで、でも一番近くで見守る母の愛に、気づけば泣いてしまった。

ふと疲れた時に見ると、自分の疲れを忘れる。
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