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勢揃い東海道のmitakosamaのレビュー・感想・評価

勢揃い東海道(1963年製作の映画)
3.2
スカパーにて。東映オールスター時代劇、片岡千恵蔵による次郎長シリーズも第4弾。

例により千恵蔵の次郎長は続投。
歌右衛門は大前田英五郎・吉良の仁吉・国定忠次に続き、今作では山岡鉄舟に転生。役としては幕臣として武士である鉄舟は、俠客より似合ってるな。
錦之助は森の石松・桶谷の鬼吉・小川の勝五郎に続き、今作では大前田栄五郎。英五郎?栄五郎?大前田の息子ってことか???なんだそれ???

そして今作では大川橋像が吉良の仁吉を演じる。ええ?歌右衛門から随分若返ったなぁ!!!
その上、桶谷の鬼吉は北大路欣也は演じるんだぜ。

もう作品によって配役がバラバラ!固定させなさいよ!千恵蔵だけが同じ次郎長を演じ続けてる。変なの。


冒頭は橋像の仁吉から始まる。仁吉の姑・安濃徳が荒神山の縄張り荒らしを行い、仁吉は妻と離縁。“荒神山の喧嘩”により仁吉は死去。
コレに端を発し次郎長一家vs安濃徳一味の抗争へ。しかし安濃徳は大前田英五郎に媚を売り次郎長を引き上げさせ更に増長。

しびれを切らす次郎長を見定めバックアップする謎の男、鉄舟登場!歌さんが毎度毎度良い所を持っていく。

北大路欣也は演じる鬼吉が、棺桶を担いで敵陣営に直談判のシーン、2作目の任侠東海道で、錦之助演じる鬼吉が安五郎に切ったタンカと同じシーンだな。めっちゃデジャヴ。

今作は若かりし松方弘樹等も登場し、その辺も見所。
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