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フィフス・エレメントのspe1111のネタバレレビュー・内容・結末

フィフス・エレメント(1997年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

小さい頃に観た映画で、なんでかタイトルまで覚えていてすごく印象的だったので改めて観た。特に最後の濃厚なキスシーンはなぜだかよく覚えている。今見直してみるとやっぱり面白くて、風、火、土、水、もうひとつ愛という5つのエレメントで暗黒のエネルギーをやっつけるという単純明解な話。ブルース・ウィルス、クリス・タッカーがいい感じ。そしてなによりリー・ルー役のミラ・ジョヴォヴィッチがよい!なんかわからんけど可愛く見える。
あとこの映画は全体的にデザインがよいと思う。ジャン・ポール・ゴルチエのセンスが素晴らしく、衣装だけでSF感が感じとれる。異星人のブサイクさや、リー・ルーの脱出時の白い布?みたいなやつを巻いた格好や、着替えた後のあのオレンジのベルトもなんか斬新。ゾーグのファッション、ルービー・ロッドもなんか斬新。なにより、オペラ歌手は凄かったなー。歌に引き込まれるだけではなくて、動きや見た目もすごい幻想的。そして何気にキーパーソン。ひとつひとつのシーンの映像がすごく楽しい映画だ。空飛ぶ車や町並みなんかもよくて、いかにもSFチックな設定、世界観が秀逸だと思う。アクションシーンもそこそこよい。ゾーグがおバカだったり、大統領もなんか危機的状況なのに脱出の指示を出さなかったり、ぬか喜びしたり、結構コメディというかポップな雰囲気が感じられて、それもスッと観られてよかったなーと思う一因である。割と好きな映画だなーと思った。
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