ぶみ

フィフス・エレメントのぶみのレビュー・感想・評価

フィフス・エレメント(1997年製作の映画)
3.0
リュック・ベッソン監督、共同脚本、原案、ブルース・ウィリス、ゲイリー・オールドマン、ミラ・ジョヴォヴィッチ等の共演によるフランス、アメリカ、イギリス製作のSFアクション。
2263年、宇宙生命体の攻撃により人類滅亡の危機に立たされた世界で、悪を滅ぼす五番目の要素「フィフス・エレメント」を奪い合いながらも、攻撃に立ち向かう人々の姿を描く。
公開当時、劇場鑑賞した作品だが、記憶にあったのはウィリス演じる主人公が操る空飛ぶ黄色いタクシーと、オールドマンの変な髪型、ジョヴォヴィッチの美貌のみで、物語はすっかり忘れていた次第。
あらためて観てみると、未来を描いたぶっ飛んだ世界観をベースとして、複雑そうで実はシンプルな展開にアクションとコメディを盛り込んだSFに仕上がっている。
とりわけ、中盤以降で存在感を放っていたのが、ハイテンションでオネエトークを繰り出すラジオDJの役を演じたクリス・タッカーで、何故自分の記憶に残っていなかったのかが不思議なほど。
昔、誰もが頭に描いていた未来の世界を見事に映像化し、ドタバタ感強めながらも、最後の謎解きで綺麗にまとめられた一作。

重要なのは時間ではない、生命だ。
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