たにたに

フィフス・エレメントのたにたにのレビュー・感想・評価

フィフス・エレメント(1997年製作の映画)
3.5
【デザイナーとミュージシャンのセンスの結集】

▪️雑感▪️

🔸音楽、ファッションともに独創性に溢れている

🔸ガーディアンズオブギャラクシーを彷彿させます

🔸惜しい。とても惜しい。
最後に時間なくて押し込んだ感じ。
ストーリーは尻つぼみ。


▪️所感▪️

🟢楽曲とコスチュームのセンス

ロック調や、アタック音が気持ちいい音楽もあれば、インドやラテンの音楽を作品内にMIXさせ、耳を飽きさせないセンスある映像作品となっています。

バイオハザードの活躍で分かる通り、
アクション女優として名高い
ミラ・ジョヴォヴィッチのアクションシーンではBGMに合わせた爽快感ある工夫が盛り込まれています。
ガーディアンズオブギャラクシーに近い演出を感じます。
もっと見ていたかったですね。


コスチュームでいえば、
まず、
今の私たちがもつスマートな異星人ではなく、造形が細かいゴリラのようなゴツい仕上がり。

そして、ミラジョボヴィッチのコスチュームが完全に西川貴教です。
この映画を真似したのか…??
と思って調べたらその説が固いようだ。


🟢主人公と悪役の直接対決は一切なし

ブルースウィルスの銃撃戦は沢山あるものの、最大の悪役と対面するシーンは一つもありません。

最大の悪役には追撃ミサイル搭載の最強の武器があるというのに、それを活かすことなくエンドロールを迎えるのは、
ストーリーとしてはイマイチ足りない。


最初の1時間は面白いのですが、
残念ですが残り30分ぐらいで一気につまらなくなります。

絵も設定もすごいのに、
なぜか人気なくなってしまった漫画が無理やり打ち切りにされたような終わり方に近い。


オネエ感ある高音ボイスの黒人ラジオDJのキャラもいいのに、
あまりにも主人公に関与させ過ぎ。
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