ぶん

冬の小鳥のぶんのレビュー・感想・評価

冬の小鳥(2009年製作の映画)
3.8
最初は殆どお父さんの顔が映らないジニの目線だから、ジニの気持ちだけに集中出来る。
元気いっぱいだったジニが段々不安になる過程はもうほんとに辛い。無口な父親の思考を探りながらおずおずと施設に入る不安な気持ちが、覆い被さってくる。

施設の中では悲しいのにお腹は空くし、イライラ反抗もする。そんなジニが次第に自分の運命を受け入れて変化して行く。

人生にはどんな苦境が立ちはだかってもどうにもならず進まなくてはならない時がある。初めてそんな辛い壁に当たって乗り越えたジニは、最後に父親の暖かい背中を感じ、過去を振り切って前進したのでしょうか。
最後はジニの成長を感じました。
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