こばまさ

エミリー・ローズのこばまさのレビュー・感想・評価

エミリー・ローズ(2005年製作の映画)
3.8
快楽主義者のお時間です。
第49回目は、ちぃさん選定作品
『エミリー・ローズ』
タイトルはもちろん知ってたけど、なかなか観る機会が無かった作品。
なので、このタイミングは願ったり叶ったりでした。


これ、完全に悪魔祓い系のホラーだと思ってたら、まさかの法廷もの。
ほぼ法廷のシーンがメイン。

あと、1番驚いたのが、この作品が実話ベースという事。
1976年、ドイツで実際に起こった事件が元になってます。

それと、『フッテージ』も『ブラック・フォン』も観てないけど、『NY心霊捜査官』と『ドクター・ストレンジ』は観たし大好きだったスコット・デリクソン監督なのも、観終わって納得した。

ホラーというより、ミステリー?
ただ、回想シーンは悪魔に取り憑かれていくエミリーがメインなので、普通にホラーです。
この取り憑かれていく様が、70〜80年代っぽいのも素晴らしい演出。
エミリー役を演じた女の子、当初のギャラの2倍はあげてもお釣りがくるほどの熱演!

さらに、本作の主演である弁護士を演じたローラ・リニー。
彼女の演技にも魅せられた。
無信仰で機械的なキャリアウーマンから、少しずつだけど、彼女の中の正義や価値観が変わっていく様が、この作品の焦点だった気がしました。

ホラーとしても、法廷ものとしても、素晴らしい仕上がりの本作。
エミリーは精神病だったのか、悪魔憑きだったのか、弁護士と検事のせめぎ合いも最後まで見応え十分。

あなたは誰を、信じますか?



ちぃちゃん、お疲れ様〜!
これはなかなかの傑作だった!
そして、悲しい話だったね…
来週もよろしく〜!
こばまさ

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