"法廷ホラー"っていうジャンルって、この映画以外あるんだろうか?めっちゃ珍しい。。。
いや、安易にホラーと呼んではいけないかも知れない、実話モノ。
医療よりも信仰に重きを置く田舎で起こった事件。
原因不明の病気で突然狂ったように罵詈雑言を吐き散らかすようになったエミリー、金縛りになり、体の自由が効かず、筋肉が締め付けられるような苦しみを味わう。
彼女の家族が治療として選んだのは、村で慕われている神父による「悪魔祓い」。
しかし、無惨にも彼女は治療の最中に亡くなってしまう。
刑事事件として、裁判にかけられる神父。
神父の執り行った少女に対する「悪魔祓い」は適切な治療と言えたのか、が裁判の焦点。
つまりそれは「悪魔が実在するかどうか」を争う裁判でもあるのだ、という話。
法廷ものとしても面白いし、ホラーとしての本分も充分果たしてて、満足度高い映画。
悪魔憑いた状態のエミリーのド迫力演技はおっそろしくて震える。。。
決着の着き方、俺は納得できた。
優先すべきはエミリー自身がどう思っていたか。ってこと。