鍋山和弥

マトリックスの鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

マトリックス(1999年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

新感覚アクション映画。体に、プラグを刺し、コンピューターと繋ぐ。このアイディアは、『攻殻機動隊』に、通ずる。でも、中身は、全く違う。『攻殻機動隊』は、コンピューターの世界に、入ることで、情報を得るだけだが、この作品、『マトリックス』は、人間は、コンピューターに栽培され、コンピューターが、人間を支配している。『攻殻機動隊』は、体が、サイボーグ化されているが、『マトリックス』は、機械が、注入されているが、人間だ。この辺りで、大きく異なるため、ちゃんと、違う作品として、楽しめるはずだ。主人公は、アンダーソン。裏社会じゃ、天才ハッカー、ネオ。世界は、1999年世紀末・・・・正確には、1999年に見える世界。ネオは、トリニティーや、モーフィアスに出会い。この1999年に見える世界は、人間を支配する、コンピューターが、作り出した仮想現実、マトリックスであると知る。こうして、ネオは、コンピューターの支配に、抵抗する、反乱軍の、一員となる。ネオの過ごしてきた日常は、コンピューターの作り出した世界。この世界の中で、ハッカーだったネオ。マトリックス内で、戦うには、このハッカー能力が、重要だったかも、しれませんね。コンピューター内の戦いに長けるには、コンピューターに精通した者の方が良い。マトリックス内が、データに見える。これが、救世主の条件でしょう。でも、怖いですね。もし、自分達の日常が、データだったらって思うと。そして、コンピューターに、支配される前の人類も、愚かだった気がします。人類は、地球にとっは、ウイルスだったという話は、ホントなような気もします。人類は、繁殖し、資源を食い尽くす。果たして、コンピューターの方ばかり、悪かったのでしょうか?
鍋山和弥

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