ほーりー

マトリックスのほーりーのレビュー・感想・評価

マトリックス(1999年製作の映画)
4.0
これも今さらレビュー書くのが恥ずかしいぐらいの大メジャー作品。だけどこの間、深夜にテレビでやっていたのを観たのでちょこっと書きます(笑)

今自分が見ている世界は現実か、それとも脳内で作り出された世界なのか。

公開当時にこの映画を観るまでは、そんなこと考えたことがなかったですね。

高校の国語の授業で確か前田愛氏(勘九郎の奥さんじゃないっすよ)の評論文についてだったと思うのだが、実際に我々が見ているものと脳内で映し出されているものは違うようなことが書いてあった記憶がある。

その時、国語の先生が「実はそれが機械が作り出された仮想世界であるとさらに発展させたのが「マトリックス」の凄いところ」と言っていた。

映像技術面もさることながら、内容面でも本作はエポックメイキングであったことは誰が見ても明らかである。

しかもこんなに哲学めいた台詞が多いのにもかかわらず、主体となるストーリーは簡潔でわかりやすいのも本作の美点であると思う。

よくよく考えれば美女のキスでヒーローが復活するって本当に使い古された展開だけど、観てるときはそんなツッコミも全然頭に浮かばなかったなぁ。

なお私はモーフィアスの「道を知っていることと、実際に歩くことは違う」って台詞が大好きで、私の中の格言のひとつ「映画は人生の模範解答」にもリンクする。

■映画 DATA==========================
監督:ラリー・ウォシャウスキー/アンディ・ウォシャウスキー
脚本:ラリー・ウォシャウスキー/アンディ・ウォシャウスキー
製作:ジョエル・シルバー
撮影:ビル・ポープ
公開:1999年3月31日(米)/1999年9月11日(日)
ほーりー

ほーりー