スギノイチ

復讐の歌が聞えるのスギノイチのレビュー・感想・評価

復讐の歌が聞える(1968年製作の映画)
2.0
原田芳雄のデビュー作。
デビュー作なのに大量殺人鬼の役だなんてさすが。

主人公の原田芳雄が20余人の悪党に復讐していくのだが、90分の映画なのでかなりハイペースで復讐していく。
クレーン絞殺やらコショウ毒殺やらレントゲン刺殺やら…
ヘンテコリンな殺し方のオンパレード。
が、中盤になると段々殺し方も適当になってきて飽きて来る。
油断していたらいきなり中々の美乳ヌードシーンが出てきてびっくり。
そんな美乳を風呂場に閉じ込めて、熱湯出しっぱにして蒸し殺しちゃうのだから二度びっくり。

ストーリーは過激だし、20人連続殺害なんてハッタリが効いてて面白そうに思うのだが、意外と淡々としている。
冒頭から既に犯人が原田芳雄なのはバレバレなのに、犯行時に顔を見せず「謎の男」扱いをしていくので違和感がある。
しかも、引っ張る割には動機は凡庸で、ラストバトルも無駄に長い。
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