nekosuki

隠し砦の三悪人のnekosukiのレビュー・感想・評価

隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)
3.8
WOWOWで録画観賞。
以前にBSプレミアムで観たときより心なしか画質が良い気がする。

冒頭の岩場のシーンは採石場の跡地なのか?"よくぞ見つけてきたな"、と思う。

この映画からスター・ウォーズの構想が浮かぶ"ジョージ・ルーカス”の想像力が凄い!
時代劇からSFに結び付ける人はそうそういないだろう。

敗軍の将が姫とお家再興の隠し金200貫を携えて敵陣を突破するサバイバルストーリー。
途中行く手を阻む敵との大立回りが見所だ。
馬上の一騎討ちあり、槍で闘う場面ありで飽きさせない。

"三船敏郎”は馬術も殺陣も上手い!
それに、あの眼力、野性味溢れる表情が素敵すぎる。

序盤は主要キャストは少ないもののストーリーが動き出してからの中盤、宿場のシーンなど大量のエキストラを配して迫力のある画面を作り出している。

豊作の祭りの踊りの輪に紛れて逃げるところは中々のアイデアだと思ったし
金目当てに同行する"千秋実”と"藤原鎌足”演じる強欲な百姓がコミカルな笑いを誘う。

時代を越えて楽しめる痛快時代劇だと言えるだろう。
nekosuki

nekosuki