鷲尾翼

メリダとおそろしの森の鷲尾翼のレビュー・感想・評価

メリダとおそろしの森(2012年製作の映画)
3.5
【まとめシネマ】#628

【まとめ】
* 家族愛を知るおとぎ話
* キャラに共感出来ないデメリット
* 絵本として面白い作品

本作はディズニーらしい王国が舞台、プリンセスが主役、そして「家族愛」をベースにした物語だ。

ある日メリダ王女がエリノア王妃と喧嘩して、仕返しとして魔女のタルトを王妃に食べさせた結果、熊になってしまう。熊になってしまった王妃を助けるために、魔法のタイムリミットの中で家族愛を知る物語は、おとぎ話のようなファンタジーな世界観が楽しめる。

しかし「おとぎ話」のデメリットとして、物語やキャラに共感出来ない。メリダが悩んでいる王女としての仕来りも、王妃の厳しさも、ファーガス王の頑固さも、イマイチピンと来ない

「赤ずきん」「マッチ売りの少女」「ヘンデルとグレーテル」などおとぎ話としては有名だけど、登場人物に共感しないのと一緒。

本作は、おとぎ話という印象が強いので「絵本」として面白い作品だと思いました。

めでたし、めでたし。
鷲尾翼

鷲尾翼