ショーシャンクの空にのipのレビュー・感想・評価

この作品を子どもの時に見たなら、冤罪で人生を棒に振った主人公が、長い時間と労力を割いて成功を手にした、逆転人生の成功物語と受けとるだろう。
少し大人になって見たなら、個人の力ではどうにもならない、社会の仕組みを描いたものと受けとるだろう。

利権に狂った所長の最低っぷりが際立った。最後の自害の直前まで銃口をドアに向けようとしていたクズっぷり、役者さんの演技が見事だった。

なかなか引けないアタリの名作に簡単に出会えてしまう「午前十時の映画祭」に感謝。スケジュールがあえば他にも見に行きたい。