ちゃや

ショーシャンクの空にのちゃやのレビュー・感想・評価

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)
4.7
ショーシャンクめちゃくちゃよかったなあ。
ダンスインザダークとなんか混ざっちゃって、
終身刑の囚人が踊る話かと思って、
いつ踊るんだろうっておもってたんだけど、
踊らなくてびっくりした。

でも、すっごく良くて、
こういう正義は勝つみたいな映画は
スカッとする。

冤罪で捕まったのに、刑務所に染まらずやりたい事を、できる事をやり抜くアンドリューはかっこいい。

刑務所という何が起きても警察権力で揉み消せる中で、
懲罰という名のやりすぎた暴力によって、
殺された囚人や半身不随になってしまった囚人。
自分にとって都合の悪い情報を知る者は
殺してもみ消してしまう所長。
警察もただの犯罪者だよね。

でもそんな恐怖心の中でも、
規則に従って、逆らわなければ安全で、
仮釈放なんてむしろされたくない、
希望なんかない、
刑務所の中で安心感を感じて過ごしたい、
という歪んだ感情が生まれてしまう。

仮釈放されても、
どうしたら刑務所に戻れるか、
刑務所に戻れないなら死んだ方が楽だ、
という考えにつながってしまう悲しさ。

この映画で描かれる刑務所はただの生地獄で、
社会復帰しようなんていう気持ちが無くなるほど、希望なんて持とうとも思えないほど、
無な人間になってしまう。

生きたいって思うのはもちろん、
死にたいって思うのも希望。
まあ、死んじゃったら元も子もないけど、
それよりも無になったら
人間として意味がないと思う。
ただ言われた事をやって、規則を破らないように生きるなんて、ロボットでもできる。

色々考えさせられちゃう映画でした。
深いなあ。名作だなあ。本当に。