言わずと知れた名作。
かのミスチルさまも歌う名作。
不条理に権力で不遇な環境に追いやられるも、その人柄と知識で自由を手に入れる話。
特に誰かに強く感情移入したりしなかったのに、惹きつけられて目が離せない。自然と集中力を持ってかれるから、これが名作か!と思った。
画も、ところどころで印象的に魅せる。
ひねくれモノなので、みんなが良い良いって言うから避けて、はるか昔に眠気眼でチラ見して適当に流してたけど、改めて観てみて良かった。
内容については、。。もうネタバレとかいいよね!
すごく勉強したくなる!知識がいっぱいあって、法の抜け穴知ってるのほんとかっこいい。どういう法律でどういくからくりなのか知りたいし、そういう話もっと知りたい。
そして逆境に勝つにはそれだけじゃだめで、強い精神力が必要なんだな。
こないだ占いでも言われたけど、環境に踊らされるなと。
ただわたしは、無駄に心配性で無駄に規律を守るマンなので、結局脱獄して犯罪やないかい!!!
また捕まるかも知れないやないかい!!
しかもモーガンフリーマンにまで犯罪を重ねさせて!!
なんて、完全にスッキリできないでいた。
正式に認められて自由になるのがベストだと思ってしまうつまらない社会の駒である。
とは言え、やっぱりトニーのことはショックすぎて憤慨したり、ブルクッスのことが哀しすぎたり、だけど図書館の名前や梁に愛を感じたりした。
よく言われる、生きることに希望がわく、諦めないで生きたくなる、という感じではなかったけど、器用な生き様に、社会の檻に閉じ込められた自分を照らし合わせた。
20180924追記
あれからずっと、劣悪な環境に馴染まずに耐えて脱出を待つのが幸せなのか、馴染んでしまってその環境を愛すのが幸せなのか、もやもやと考えている。
映画では後者は悲しい結末を迎えていたけど、再犯で慣れた環境に戻る手もある。
今まさにそんな境遇だからなのか、この映画の凄いとこなのか。
実は後者の方が幸せなのかと思うのは、もう挫けそうだからなのか。
幸せは難しい。