無実の罪でショーシャンク刑務所に入れられたアンディ。もの静かな彼は、やがて自らの根源的な力と職能を武器に、刑務所の仲間たちに尊厳を取り戻していく。
午前十時の映画祭にて再鑑賞
やはり1番好きな作品だなあ、とあらためて思いました。映画館の大きなスクリーンで観れてよかった(めちゃくちゃ体調悪かったけども笑)
なにがこんなに名作たらしめてるのかを考えるとモーガン・フリーマン(レッド)のキャスティングは外せないと思います。
何十年も刑務所で過ごしてきた彼。刑務所の中に希望なんてものはない。それを持っていたって長い刑務所生活でどんどん虚しくなって擦り切れていくだけ。そんな中希望を捨てないアンディと出会う。自分が希望を持つだけじゃなくて周りの人間にまで希望を与えるアンディ。
レッドをはじめ、アンディによって変わっていく周りの人間たちの変化の様子の描き方がていねいでとてもよい。
そんでもって仮釈放のための面接シーン。最初と最後で同じ構図だけれど、アンディーと出会って一緒に過ごしたことで圧倒的に成長したレッドの姿。役者ってすごい。
というかすべてにおいて伏線のはりかたとその回収がほんとに見事だと思います。もう最後の方の怒涛の展開は楽しすぎてニマッニマしながら観てました。
原作スティーブン・キング著『刑務所のリタ・ヘイワース』
この人は「ほんとにホラー小説家なんか?!」と思うような本をちょいちょい書きますよね。
個人的には小説の余韻と想像を残す終わり方の方が好きです。
けど、大満足!!