松井

ショーシャンクの空にの松井のレビュー・感想・評価

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)
4.6
絶望と希望の狭間で揺れ動く人間関係。人間として在るべき姿を映し出した唯一無二の名作。


無実の罪で刑務所に収監されるエリート銀行員のアンディ。刑務所という社会でも他人を思いやる大人な姿勢に感心する。











以下ネタバレ感想★★★★







刑務所の生活はもっと過酷なものかと思っていたが色々なものが調達できてある程度の自由はある。そこまで残酷ではないのかなと思っていたけど性暴力や独房を見てしまうと甘い認識だったと言わざるを得ない。


アンディーは品があり知的だ。最大の魅力は他人を思いやる気持ち。この映画で忘れてはならないシーン、屋根裏での作業中に命の危険に晒してまでも仲間にビールを味わって喜んでもらう場面は本当に勉強になる。


アンディともう一人忘れてはならないのがレッド。彼が罪を犯したとは思えない人格者にみえる。彼のナレーションがあってこそこの映画の輝きは増す。



脱獄のシーンで少し気になるのは穴の裏側からどうやってポスターを張り付けたのだろうか……



ラストの海沿いを歩いて再開するシーンは本当に映画って良いなと思える……一生記憶に残るだろう。
松井

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