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ショーシャンクの空にのGONのレビュー・感想・評価

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)
3.5
この作品のひとつのキーワードであるアンディの魅力、それは「自分以外の誰かに希望を与える」ことだろう。何十年もなんの希望もない刑務所で暮らしていた囚人達の中にアンディが放り込まれたその日から囚人達の生活は一変し、仕事や褒美を与えられたり、勉学に励んだりと毎日に生きる意味をアンディから教えられた。しかし希望は生まれる度に踏み潰されていくという現実を見せつけられ、囚人達は理想から離れ、現実に戻ろうとする。囚人達が再び希望のない毎日を送ろうとした時、アンディが彼らに希望をもたらす決死の行動に出るー。

苦しい現実、その中で生きる人々をリアルに描き出し、随所にアンディの決死の行動のヒントになるものが散りばめられていたのが面白かった。
アンディ以外にも、様々なキャラに感情移入出来、生きることの辛さを改めて理解できた。

「必死に生きるか、必死に死ぬか」「自分自身、そして他人が犯した失敗を糧に毎日を生きていく」というメッセージが改めて自分自身の生活、そしてこれまでの人生を見つめ直す機会になった。
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