きりん

ショーシャンクの空にのきりんのレビュー・感想・評価

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)
4.0
2週間の独房も快適だったよ
音楽を聴いていた
頭の中で 心でも
音楽は決して人から奪えない
心の豊かさを失っちゃダメだ
心にはなにかがある
希望だ
君の心にも
それは誰にも奪えない

どんな地獄の環境でも、生き方は自分次第。
囚人に与えられる有り余る時間。特技と趣味を人に活かしながら、牢屋でも自分の気持ちの安寧を保つアンディーはクリエイティブさと知略のある先生のような人柄だ。銀行員だが教師も向いてると思う。

主人公アンディーの達観さが凄すぎて、気づけばモーガンフリーマン演じるレッドの立場から鑑賞していた。
物語もアンディー目線というよりは、ナレーションのレッドが客観的に語るような進行だったからかもしれない。

モーガンフリーマンは表情が本当にいいな
人情味のある瞳やしわ、親しみを感じる笑顔。
顔立ちではなく、かわいいかっこいいは絶対にあるや
その人がもつ、一番いい顔。誰しもあるはず。
毎日楽しい事を見つけ、表情筋を柔らかくしよう

原作は「刑務所のリタ・ヘイワース」。



⚠︎以下ネタバレ

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裁判の恐ろしさや、更生施設とは名ばかりで囚人も警備員も治安の悪い刑務所であることはさておき、フォーカスする点としては
主人公アンディーの綿密な知略、
教養を広めること、
心の在り方でいつでも夢は見れること、
いい友人による生きがいの共有。

たくさんの人間と関わるこの世だけど自分の世界 空気感を常に持つ事は大事だな

アンディーの賢さの使い方が素晴らしかった。自分の利益や、悪にやり返す事だけでなく、自分の学んだ教養を仲間にも広める。
労働後の一杯は最高っていう喜びを体験させるの素敵だな…
たった一本のビールがどれほど美味しかったか。
流した汗 空の下で
優しさの表現は言葉や見せる態度だけではなく、喜びを分かち合う行為も愛だと思えた。

快適な図書館になり、音楽も聴けるようになりどんどん環境が改善されていく。
人間に必要な心の教養。
選曲がフィガロの結婚でオシャレ。

監獄生活が大部分の展開だったけど、最後が一番好きだった。
アンディーとの約束が、レッドの命を繋いだ。
いきがいの理由を、自分を覚えて待っていてくれる繋がりをあたえてくれた

バスに乗り込みながら、意欲をなくしていたレッドがどんどん未来へ臨むワクワクを語り出すのが素敵。
長い人生の旅路を経て、ようやく心に希望が芽生えることを知ったレッド。
アンディーの脱獄の華麗な手腕よりも、知らない世界に出た不安感をたった1人の友人アンディーと会う約束が生きる希望に変えてくれたこの流れが一番好きだった。
エンディングがブルーの海と空なのもいい
もう孤独の曇りも、遮断する塀や屋根もないから。