はわわ

ショーシャンクの空にのはわわのネタバレレビュー・内容・結末

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

高い評価が納得のストーリー。
どんな時も自分を見失わず、信念を貫く寡黙な主人公がかっこいい!!


すごく良いとはよく聞くけど、その内容がまっったく分からないまま放置してた映画。
ゲームのデトロイトで、マーカスのあのシーンで「ショーシャンクじゃん」って言われてたのを突然思い出して鑑賞。


(以下自分用あらすじです。長いので飛ばしてください)
妻とその不倫相手を殺したという無実の罪でショーシャンク刑務所に入れられた主人公・アンディ。銀行の服頭取だった彼は、暴力的で下品な他の受刑者からは浮いており、暴行を受けたり性欲のはけ口にされそうになったりと、辛い日々を過ごしていた。
そんな中、主任刑務官の遺産相続問題についてアンディが銀行員の知識を生かしてアドバイスし、代わりにレッドなど仲間たちへビールを与えるよう頼むという出来事があった。その日から受刑者達や刑務官から1目置かれるようになっていった。
その件があって、アンディは所長や刑務官達の税務処理などを請け負うようになった。さらに州議会に毎週手紙を送り続け、図書の予算を獲得し、刑務所内に図書館をつくって高卒の資格が取れるようにするなど、大きな影響を与えていく。
ある日、若い新入りのトミーが入所する。アンディは彼に高卒資格を獲得できるよう勉強を教えるなど交流をとっていた。ある時トミーがアンディの投獄理由を聞き、真犯人に心当たりがあると言った。アンディはすぐにそれを所長に伝え再判を望んだが、所長は彼の違法な税務処理などを担当していたアンディを手放す訳には行かず、罰を与えてそれを拒んだ。そして事実を知るトミーを射殺する。
それからアンディは再び所長の不正経理を担当するが、ある日いつもと違う様子のアンディにレッドら仲間たちは自殺を心配する。
次の日の朝、点呼にアンディは姿を見せなかった。刑務官が確認しに行くと、女優のポスターの裏に穴があった。アンディは何十年間も、小さなロックハンマーで掘り続けていたのだった。嵐の夜の騒音を利用してついに脱獄したアンディは、不正経理の際に作った架空の人物に成りすまし、入所中から言っていたメキシコの海辺へ行くという夢を叶える。
やがて仮釈放となった、アンディの1番の友人レッドは、アンディの伝言を思い出しながらメキシコへと向かう。2人はそこで再開し、喜びの抱擁を交わした。



全編を通して、レッドのナレーションを中心に進んでいく。
最初は弱々しいおぼっちゃんだと思われていたのが、常に気品を忘れず流されない彼に周りの印象が変わっていくのがよくわかった。

若々しい見た目だったのに、アンディもどんどん老けて、シワや白髪が目立つようになっていったのが切なかった。
本当なら輝かしい未来が待っていたのに。

ていうか刑務所ってあんな無法地帯なの!?
怖すぎなんですけど…
フィクションっていうのももちろんあると思うけど、刑務官も気分で暴力振るうし、間違ってあんなところ入ったら生きていける気がしない…
そんな中でも希望を失わず、冷静に生き続けるアンディほんと尊敬する…


刑務所に入ったことで気が狂い殺される者、
刑務所での生活しか知らず、出所後も社会に馴染めず自殺する者、
出所後の未来に希望を抱いて努力したのに理不尽に殺される者、
出所後自分の存在意義が分からなくなり、安心出来る刑務所に戻ることを望む者…
同じ場所にいるのに、こんなにも違うのかと思った。

最後はすっきりエンド!
アンディの努力が報われて本当に嬉しい。
賢さと根性の勝ち。
色のない世界にいたアンディが、眩しい程の青い空と海の元で生活しているシーンが印象的だった。


「Hope is good thing」
納得の名作!
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