評判ほど感動はできませんでしたが、良い映画であることは確かでした。
期待値を上げ過ぎていたところもありますが、なにより脱走シーンに拍子抜けしたというのが正直なところです。
劣悪な環境の所内で自分を見失わずにできることをできるだけやってみせる主人公の精神に魅せられましたし、賢さや豊かな心が自分の可能性を拡げることに繋がるというメッセージも感じました。
ただ所内であらゆる障害に揉まれる主人公を見せておきながら脱走劇はあっさりとしていますし、国外逃亡もとんとん拍子にうまく運びすぎてちょっと拍子抜けでした。
このテンポの良さと爽快な雰囲気の大団円がウケているのは分かりました。
個人的に一番響いた台詞は「必死に生きるか、必死に死ぬか」です。