わたしが生まれる前の作品だけれど、この面白さも、不条理も、清々しい感動も、色褪せない。
何度観ても余韻と満足感が心地良い☺️
抑圧と解放、絶望と希望、人の愚かさと強さ…そんな対比がバランス良く散りばめられていて、一瞬も無駄なシーンがない。
"音楽は決して、人から奪うことはできない"
好きな言葉🥰
"必死に生きるか、必死に死ぬか"
長すぎるほど長い間、誰にも奪えなかったアンディの希望、彼を支え続けたもの。
心の拠り所になる本や音楽や岩石、自分は無実だという真実や刑務所内での仲間や目標…。
人間が強く生きていくためにはこういったことが必要なんだろうな。
仕事で心が荒んだ時、自粛期間でなかなか外に出られなかった時。わたしを支えてくれたのは映画や本、音楽だった。好きなことはわたしを人間として繋ぎ止めていてくれた。その究極がアンディなのかもしれない。
レッドの仮釈放のための面談が合間に入ることで、10年の時が流れたことがわかる。同じようなシーンに見えて、少しずつ変化している描写も秀逸。
暗くて陰鬱な雰囲気が主だから、ビールのシーンとフィガロの結婚のシーンでふっと空気が緩むのがすごく鮮明。
ラストシーンの青空と白いビーチが目に眩しかった🏖
この作品は本当に凄い。
人生でこの作品に出会えてラッキーだったし、映画好きでよかった!