💠favorite line💠
"Don't you want to know why?"
🎞️story&information🎞️
親友のライターと麻薬王サンチェスを逮捕したボンド。
しかし逃走に成功したサンチェスは、ライターに重傷を負わせ、彼の妻を殺害。
怒りに燃えるボンドは任務を離れ、友のために復讐を誓う――。
監督はジョン・グレン。
4代目ジェームズ・ボンド俳優・ティモシー・ダルトンの2作目。
原作には無いオリジナルストーリー。
一応、イアン・フレミングの短編集『007号の冒険』のうちの一編「珍魚ヒルデブラント」から登場人物(クレスト)を用いている。
暴力的シーンが多いため、初めてPG-13指定を受けた。
また、本作を最後にボンド、M、マニーペニーと、Q以外のMI6のメンバーを演じた俳優は全て交代することとなる。
米ソ冷戦を背景に描く最後の作品でもあるなど、シリーズにおいて重要な分岐点となった作品。
🎞️review🎞️✐✐✐✐✐✐
1989年に上映されたアクションスパイ作品。
いつも冷静沈着なボンドが感情をむき出しにした掟破りの16作目。
本作は
"ボンドの復讐劇"
これに尽きる。
友のために怒りの感情を露わにする人間らしさと
破壊工作を行うプロフェッショナルさ。
今回のボンドは怒りと冷徹さを兼ね備えていた。
しかも、時より見せる笑顔はとてもチャーミングで人間臭い。
ただ、はっきり言って『007』のタイトルを背負ってまでするストーリーではない。
ライセンスが取り消された事がどれ程の意味があったのかもイマイチ不明。
どちらかと言うとライセンスを消されたことによって歯止めが効かなくなったようにしか見えない。
いったいどれほどの人間が
他国の諜報機関に迷惑をかけるボンド
二股ぶりが目立つボンド
正義のない壊れた殺戮マシーンのボンド
を望んだのだろうか。
生きたままサメに喰われる人間
気密室で破裂した人間
石砕機でぐちゃぐちゃになる人間
万人向けの娯楽映画たる「007」シリーズの枠を超えているのも不快だった。
"醜い"復讐劇の終わりに見えたのは
求めているボンドではなかったということだけ。
そういうこともあって当時はかなり非難された模様。
—-✄———-✄———-✄—-
story:amazon prime参考
information:Wiki参考