きゃしー

海の上のピアニストのきゃしーのレビュー・感想・評価

海の上のピアニスト(1998年製作の映画)
3.7
「何かいい物語があって、それを話す相手がいる限り、人生は捨てたもんじゃない。」
「しかし問題は、私の話を信じてくれる人がいないことだ。」

極上の旋律を奏でるピアニストと、その存在を知る唯一の男の物語。

終始流れるメロディラインが美しく、ひたすらに酔いしれる。

もう少し掘り下げて欲しいと感じた箇所もいくつか(モットストリートの娘、ピアニストの語る物語、最後の決断シーンなど)。
しかし十分楽しめる。
海の上を生きた男の頑なな人生観を傍観しつつ音楽を味わう体験、さながらミュージッククルーズとでも表したい。
きゃしー

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