海の上のピアニストの作品情報・感想・評価

「海の上のピアニスト」に投稿された感想・評価

shinichiro

shinichiroの感想・評価

3.3
脚本で勝ち。
もこ

もこの感想・評価

4.0
美しい音楽と映像に引き込まれる。
ラストは切ないが、時々無性に観たくなる。
"You take a piano.
Keys begin,
The keys end.
You know there are 88 of them.
Nobody can tell you any different.
They are not infinite.
You are infinite.
And on those keys,
the music that you can make is infinite.
I like that. "


“ピアノは無限ではない、
 それを弾く人間が無限なんだ。
 人間が創り出す音楽が無限なんだ。
 そこが好きだ。”



「船」という有限の世界の中で、
無限の音楽を奏でる事はできても、
世界そのものが無限になってしまったら、
その中で何かを創り出すことはできない。




映画とは関係ありませんが、
村上春樹の『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』に
こんなシーンがありました。

「百科事典棒」
爪楊枝のある一か所に点を打つだけで
百科事典になるというシーンです。

まず文字を数字に置き換えます。
あ⇒0001
い⇒0002 ……
のようにすべての文字を数字と対応させます。

そして百科事典の文字を
すべて数字に置き換え、並べます。
とてつもなく長い桁の数字になります。

最初に0をつけて、小数にすればできあがり。
その小数と対応する場所に点を打てば、
爪楊枝のなかにも
膨大な情報を詰め込めるというのです。

中に詰められた情報の量は、
楊枝の長さと関係ありません。
それが、二百メートルの木材であろうが、
赤道であろうが何でもよいのです。


ピアノの鍵盤が88でも
そこから作られる音楽は無限。
百科事典棒と似てるなぁ、と
思いました。



最後に1900はこう言います。

"Land is a ship too big for me"

1900という人間の
儚さ、
繊細さ、
汚れのない美しさが
このセリフに集約されていると感じました。


製作:1999年(伊・米)
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ(『ニュー・シネマ・パラダイス』)
出演:ティム・ロス
豪華客船で生まれて生涯船を降りなかったピアニストのお話。

時に情熱的で、時に切ない彼の人生が濃縮された二時間でした。
ピアノ音楽とその演出も最高です。
バトルのくだりは冗談抜きで呼吸を忘れました。

ラストで彼が残した疑問とその答えには共感できる人とできない人がいるかもしれません。
私にはぶっ刺さりました。
人生って一筋縄ではいかないものですね。

オススメです。
“You’re never really done for as long as you got a story and someone to tell it to.

“何か良い物語があって、語る相手がいる限り 人生 捨てたもんじゃない”

敵意むき出しで決闘を挑んで来たピアニスト、ジェリーに対して最初はふざけて、戦おうとせず、、と見せかけての最後のあの演奏、熱くなったピアノ線でタバコに火をつけて、、カッコ良すぎた、、。


すべてが詩的すぎる。
G.トルナトーレ監督と、音楽E.モリコーネ。豪華客船のピアニストとして、一度も下船することなく一生を過ごした男の伝記。音楽がとても美しくて良かった。
あと主演のティム・ロスがいいですね!飄々としていて当たり役。
ただ一人の友人マックスとの友情物語でもある。稀有な才能を持ちながらも世に出ることなく、生き方も変えられなかった男の話だけど、一方でいつでも「Change life. Start fresh.」できるというメッセージも伝わってくる。
なな

ななの感想・評価

4.1
最初のシーンからの流れで
あ、これは名作だ!と分かった
sy

syの感想・評価

3.9
素敵な音楽、そして悲しくも心を打つストーリー

船はわざわざ爆破しなくてもよかろうに、と思ったのだが、そういうストーリーなのだから仕方ない

殻を破って外の世界へ旅立つのは、最初は勇気がいるけれど、やらないと後悔してしまう。少なくとも私の場合はそう
泣いた。
1900にとって、生まれ育った船だけが世界だった。でもこれって極端に思えるようで、田舎町とかでも同じだと思うんだ。自分が今までずっと離れたことのない場所から出られないひと。
外界の存在は知っているし、そことの繋がりもあるけど自分では決してそっち側に行こうとしないひと。

彼は外界、陸地に降りることで自分のなにかを失ってしまうことを恐れてたんだろうな。

エンニオモリコーネの音楽はいつも最高。このテーマ曲大好き。
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