最後まで全く展開が読めず、ドキドキワクワクさせられっぱなしの2時間だった。
いつまでも色褪せない、不朽の名作とはまさにこのこと。
驚いたのは背景美術がとても凝っていること。銀河鉄道が宙を走る描写は何度も出てくるが、今見ても新鮮な画角。
キャラクターもそれぞれに魅力があり、愛をもって描かれている。
機械伯爵を倒した後の鉄朗の決意、「人間の命は永遠ではないからこそ、やさしさや思いやりをもって生きていくことができる、あたたかい血の通った身体を機械なんかに変えちゃいけない」というまっすぐな言葉は、胸に響いた。
少年の成長を共に添い遂げた後、切なさで満ちる心にゴダイゴのエンディングテーマが爽やかに吹き抜けるのが、とても心地よかった。いつかまた見返したい。