qp

フィッシャー・キングのqpのレビュー・感想・評価

フィッシャー・キング(1991年製作の映画)
2.0
 ラジオのDJのジャックの発言が影響して殺人事件が発生します。3年後にジャックは自暴自棄の時に出会ったホームレスのバリーの妻がその事件の被害者と知り、という話です。

 序盤のジャックの有名さを感じることができず、そういう類のラジオ番組であり、そのようなキャラクターで売っているのかと思っていました。それにしても、自分の発言で事件が起きるというのは怖いものだなと思います。

 その事件で壊れてしまったバリーに出会うという設定はよいですし、バリーを助けていくこともよかったです。リディアとバリーのダブルデートに至るまでのところは見ていて、わかるなーという気持ちになりました。

 ただ、リディアに恋した理由やジャックの事件前の性格が自分としてはわかりづらくて、いまいち楽しめませんでした。リディアの性格も結果論な印象です。そもそも前提が組み取れなかった形です。しかも、バリーのトラウマである事件の妄想に出てくる火を噴く怪物が個人的には作品の価値を下げているように感じました。

 ロビンウィリアムズの演技は申し分なしですね。
qp

qp