もやし

フィッシャー・キングのもやしのレビュー・感想・評価

フィッシャー・キング(1991年製作の映画)
4.7
何やかんや、超何やかんやあってすげえ良い話。長いスパンの物語ですね。


暴漢に襲われた主人公がホームレスのロビン・ウィリアムズ演じるパリーに救われる。話をしてみると彼はどう考えても頭が飛んでいる。
でも主人公はパリーにあるとても大きな負い目があることを知り、彼を何かしらの形で助けなければとなる話。


パリーの頭がおかしいことにはあるトラウマが背景にあり、そのトラウマに主人公も関わっている。
どちらも苦しんでいることには変わりないね。


とはいえ基本はとてもポップな話。
結構笑っちゃうシーンも多い笑


何と言ってもこの映画の良いところは恋愛だね。
パリーが惚れてる女性はかなり変わり者で、あんまり男に相手にされないんだけど、独特の魅力がある。
主人公の彼女は表現浮かばないけどギャルっぽいというか、百戦錬磨というか笑
その4すくみでの付き合いが結構ユニークで楽しい。


でも本質的には重い要素を含んだ話であり、それを無視することはできない。
無視しないでちゃんと描こうとしてるのが伝わってきて、そこは本当に素敵。

どう考えても名作、です。
もやし

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